マダニ対策で愛犬を守る！犬用マダニ薬の徹底ガイド

マダニは、犬だけでなく人間にも重大な病気を媒介する危険な寄生虫です。適切なマダニ対策を講じることで、愛犬をマダニによる被害から守ることが不可欠です。

マダニの危険性

マダニは、樹木や草むらなどに生息し、吸血することで病原体を媒介します。
日本のマダニが媒介する主な病気には、以下があります。

• ライム病：関節痛、発熱、倦怠感
• 日本紅斑熱：発熱、頭痛、発疹
• 重症熱性血小板減少症候群（SFTS）：発熱、血小板減少、臓器不全

厚生労働省によると、2021年の日本国内でのSFTS発症数は242例であり、死亡率は約30%と報告されています。

マダニに咬まれると、これらの病気を発症するリスクが高まります。そのため、マダニの被害を未然に防ぐことが重要です。

犬用マダニ薬の種類

犬用マダニ薬には、スポットタイプと経口タイプがあります。

スポットタイプ

スポットタイプのマダニ薬は、犬の肩甲骨の間に直接滴下するタイプです。薬剤は皮膚から吸収され、マダニが咬むと薬剤がマダニに移り、駆除します。

代表的な spotタイプマダニ薬：
1. フロンライン（フィプロニル）
2. レボリューション（セラメクチン）
3. フロントラインプラス（フィプロニル + S-メトプレン）

経口タイプ

経口タイプのマダニ薬は、犬に飲み込ませるタイプです。薬剤は消化管から吸収され、血液中に分布し、マダニが咬むと薬剤がマダニに移り、駆除します。

代表的な経口タイプマダニ薬：
1. ネクスガード（アフォキソラナー）
2. ブレーブクト（フルララナー）
3. フィラリアプロテクト（モキシデクチン）

犬用マダニ薬の選び方

犬用マダニ薬を選ぶときは、次の点を考慮しましょう。

• 犬の体重：マダニ薬は犬の体重によって投与量が異なる。
• マダニの発生状況：マダニの発生が激しい地域では、効果の強いマダニ薬を選ぶ。
• 使用頻度：スポットタイプは月に1回、経口タイプは月に1回または3か月ごとに投与する。定期的に投与することが重要。

犬用マダニ薬の使用方法

犬用マダニ薬を使用するときは、必ず添付文書をよく読み、指示に従ってください。

スポットタイプの場合：
1. 犬の毛をかき分け、肩甲骨の間に薬剤を滴下する。
2. 滴下した部位をマッサージし、薬剤が皮膚に吸収されるようにする。

経口タイプの場合：
1. 犬にマダニ薬を飲ませる。
2. 犬が薬剤を吐き出さないように注意する。

マダニ薬併用の注意点

マダニ薬は、他のフィラリア予防薬や駆虫薬と併用することができますが、獣医師に相談の上、適切に使用することが重要です。

Tips and Tricks

• 定期的なブラッシング：マダニがつきやすい耳や首、尾などを定期的にブラッシングして、マダニの早期発見と除去に努める。
• 自然散策後のチェック：犬と一緒に自然散策した後は、マダニが付いていないか全身をくまなくチェックする。
• マダニの発生時期に注意：マダニは春と秋に発生しやすい。この時期は特に注意を払う。

How to Step-by-Step approach

犬用マダニ薬の投与方法（スポットタイプ）

1. 犬の毛をかき分け、肩甲骨の間に投与する。
2. 滴下した部位をマッサージして、薬剤が皮膚に吸収されるようにする。
3. 投与後は、犬が薬剤を舐め取らないように注意する。

FAQs

1. マダニ薬はいつから使用すればいいですか？

マダニの発生する4月頃には使用を開始することをおすすめします。

2. マダニ薬の効果はどのくらい持続しますか？

スポットタイプは1か月、経口タイプは1か月または3か月です。

3. マダニ薬はどの程度効果的ですか？

マダニ薬は、適切に使用すれば99%以上の駆除効果が期待できます。

4. マダニ薬は人間にも安全ですか？

マダニ薬は犬にのみ使用し、人間には使用できません。

5. マダニ薬を使用した犬がマダニを咬まれましたが、大丈夫ですか？

マダニ薬を使用しても、マダニが咬むのを完全に防ぐことはできません。そのため、マダニを咬まれた場合はすぐに駆除することが重要です。

6. マダニ薬を使用した犬がマダニを食べてしまいましたが、大丈夫ですか？

マダニ薬はマダニが吸血することで効果を発揮するため、マダニを食べてしまった場合は駆除効果が期待できません。マダニが咬んだ場合はすぐに駆除することが重要です。

7. 犬にマダニ薬を使用した後、人間が犬を触っても大丈夫ですか？

マダニ薬を使用した犬を触った後、すぐに石鹸で手をよく洗いましょう。

8. 犬にマダニ薬を使用した後、散歩しても大丈夫ですか？

マダニ薬を使用した犬は散歩に出ても大丈夫です。ただし、マダニの発生する場所では、犬をリードでつなぎ、定期的にマダニが付いていないかチェックしましょう。