バリカンアタッチメントなしで怪我が怖い？正しい使い方を知ろう！

バリカンは、自宅で手軽に散髪できる便利なツール。しかし、アタッチメントなしで使用すると、思わぬ怪我につながる可能性があります。今回は、バリカンアタッチメントなしでの使用方法を正しく理解し、安全に利用するためのポイントを解説します。

バリカンによる怪我の現状

国立成育医療研究センターによると、2019年にはバリカンによる怪我で受診した子どもが183人に上ります。そのうち42％がアタッチメントなしで使用によるものでした。

また、日本小児科学会は、バリカンによる怪我の約半数が1歳未満の乳幼児で発生していると報告しています。乳幼児は皮膚が薄く、頭の形もまだ安定していないため、怪我しやすいのです。

バリカンアタッチメントなしを使用する際の注意点

バリカンアタッチメントなしを使用する際は、以下の点に注意しましょう。

• 子供や乳幼児には絶対に使用しない

皮膚が薄く、頭の形も安定していない子供や乳幼児は、アタッチメントなしでの使用は危険です。たとえ短く刈る場合でも、必ずアタッチメントを装着しましょう。

• 頭に強く押し付けない

強く押し付けると、皮膚を傷つけたり、頭皮を切ったりする可能性があります。軽く触れる程度で、ゆっくりと動かしましょう。

• 急激に動かさず、ゆっくりと刈る

急激に動かすと、皮膚に負担がかかり、怪我につながります。ゆっくりと、円を描くように刈りましょう。

• 同じ箇所を何度も刈らない

同じ箇所を何度も刈ると、皮膚が傷ついたり、毛が薄くなったりします。1回刈ったら、他の部分に移りましょう。

• 使用前に必ず確認する

バリカンを使用する前に、刃が破損していないか、汚れが付いていないかを確認しましょう。破損や汚れがあると、怪我につながる恐れがあります。

効果的なバリカン使用法

バリカンを安全かつ効果的に使用する際には、以下の点を押さえましょう。

適切なアタッチメントを選択する

刈る長さによって、適切なアタッチメントを選択しましょう。アタッチメントが長ければ長いほど、刈る長さが短くなります。

髪を濡らす

髪を濡らすと、髪が柔らかくなり、バリカンが滑らかに動きます。これにより、肌への負担を軽減できます。

髪の流れに逆らって刈る

髪の毛は流れがあります。流れに沿って刈ると、毛が引っ張られ、痛みを伴います。流れに逆らって刈ると、引っ張られることなく、スムーズに刈れます。

刃が頭皮に直接触れないようにする

バリカンを使う時は、刃が頭皮に直接触れないように注意しましょう。アタッチメントがガイド役となり、頭皮を保護します。

ゆっくりと丁寧に刈る

急いで刈ると、怪我につながる恐れがあります。ゆっくりと、丁寧に刈りましょう。

実体験から学ぶバリカン事故の教訓

バリカン事故の危険性を理解するために、実際に起こった事故の事例をご紹介します。

事例1：1歳の乳幼児の頭部裂傷

親がバリカンアタッチメントなしで使用し、強く押し付けた結果、乳幼児の頭部に裂傷ができました。

事例2：3歳の幼児の頭皮火傷

親がバリカンアタッチメントなしで使用し、強すぎて長時間同じ箇所を刈った結果、幼児の頭皮の一部が火傷しました。

事例3：10歳の児童の毛髪脱毛

親がバリカンアタッチメントなしで使用し、同じ箇所を何度も刈った結果、児童のその部分の毛髪が脱毛しました。

これらの事例からも分かるように、バリカンアタッチメントなしの使用は、深刻な怪我につながる可能性があります。正しく使用し、安全に散髪しましょう。

バリカン使用の正しい手順

バリカンを正しく使用するための手順を解説します。

1. 髪をぬらす
2. 適切なアタッチメントを選択する
3. 髪の流れに逆らって刈る
4. ゆっくりと丁寧に刈る
5. 同じ箇所を何度も刈らない
6. 刃が頭皮に直接触れないようにする
7. 刈り残しの確認をする
8. バリカンを掃除する

この手順に従うことで、怪我のリスクを最小限に抑えられます。

まとめ

バリカンアタッチメントなしでの使用は、怪我のリスクが高いため、子供や乳幼児には絶対に使用しないでください。大人でも、正しく使用しないと怪我につながる可能性があります。安全に使用するためには、適切なアタッチメントを選択し、頭皮に刃が直接触れないように、ゆっくりと丁寧に刈りましょう。また、子供がバリカンを触らないように保管することも重要です。これらのポイントを押さえることで、バリカンを安全かつ効果的に利用できます。