朝起きたら目やにが多い？その原因と対策を徹底解説

朝起きたときに目やにが多いと、目がゴロゴロしたり、視界がぼやけたりして、不快な思いをしますよね。

実は、朝目やにが多いのは、ある程度正常的な現象なんです。
夜間に涙腺が働いて目やにと呼ばれる分泌物を生成し、目が乾燥するを防いでいます。

しかし、目やにはあまりに多いと、目の病気やアレルギーなどのサインかもしれません。
そこで今回は、朝目やにが多い原因と対策について詳しく解説します。

目やにの種類

目やには、その色や性状によって種類が分かれます。

• 白色または透明の目やに: 結膜や角膜の正常な分泌物。
• 黄色または緑色の目やに: 細菌やウイルスの感染を示す。
• 血が混じった目やに: 結膜炎や角膜炎などの炎症が考えられる。

目やにが多い原因

朝目やにが多い主な原因には、以下のようなものがあります。

• ドライアイ: 涙液の分泌が低下して目が乾燥すると、防御反応として目やにが増えます。
• 結膜炎: 細菌やウイルス、アレルギー物質などが結膜に炎症を起こすと、目やにが増えます。
• 麦粒腫: まぶたの縁にある腺が細菌に感染して腫れると、目やにが増えます。
• ものもらい: まつ毛の根元に化膿した袋ができると、目やにが増えます。
• アレルギー性結膜炎: スギやヒノキの花粉、ダニなどのアレルゲンが結膜に炎症を起こします。
• ドライアイ症候群: 全身の病気や薬の副作用で涙液の産生が低下します。
• 涙道閉塞: 涙が鼻に流れる涙道が閉塞すると、涙が目にたまって目やにになります。

目やにが多いときの対策

目やにが多いときは、まず原因を特定することが大切です。
原因によって適切な対策が変わります。

• ドライアイ: 人工涙液やヒアルロン酸点眼薬を使用する。
• 結膜炎: 抗菌薬や抗ウイルス薬の点眼薬を使用する。
• 麦粒腫: 抗菌薬の軟膏を塗布する。
• ものもらい: 抗菌薬の点眼薬や軟膏を使用する。
• アレルギー性結膜炎: 抗ヒスタミン薬やステロイド点眼薬を使用する。
• ドライアイ症候群: 人工涙液や涙点プラグを使用する。
• 涙道閉塞: 涙道を開通させる手術を行う。

目やにが多いときの対処法

原因が特定できない場合は、以下の対処法を試してみましょう。

• ぬるま湯で目やまみを拭き取る: ぬるま湯にガーゼや綿棒を浸して、優しく目やにとれた拭き取ります。
• まぶたを温める: 温かいタオルをまぶたに当てて、目やまみを柔らかくします。
• 点眼薬を使用する: 人工涙液や抗菌薬の点眼薬を使用することで、目やにを緩和できます。
• コンタクトレンズを外す: コンタクトレンズは目に負担をかけるので、目やにが多いときは外しましょう。
• メガネをかける: 花粉やホコリなどのアレルゲンから目を保護します。

目やにが多いときの注意点

目やにが多いときは、以下のようなことに注意しましょう。

• 目をこすらない: 目をこすると目やにが広がったり、炎症を悪化させたりします。
• タオルやハンカチで目を拭かない: 目に雑菌が付着して感染症のリスクが高まります。
• 自己判断で薬を使用しない: 市販の目薬や軟膏は、症状を悪化させる可能性があります。
• 症状が改善しない場合は眼科を受診する: 目やにが多かったり、痛みや視力低下などの症状を伴ったりする場合は、眼科を受診しましょう。

目やにが多いときの予防法

目やにを予防するには、以下のようなことに心がけましょう。

• 目を清潔に保つ: 定期的に手を洗い、接触感染を防ぎましょう。
• 十分な睡眠を取る: 睡眠不足は目の乾燥につながります。
• バランスのとれた食事を摂る: ビタミンAやオメガ3脂肪酸は目の健康に欠かせません。
• 目を保護する: 紫外線や風、埃から目を守りましょう。
• 定期的に眼科検診を受ける: 目の健康状態をチェックして、早期発見・早期治療に努めましょう。

目やにに関するQ&A

Q1. 目やにが出ないのは異常ですか？

A1. 数週間も目やにが出なければ、ドライアイなどの症状がある可能性があります。

Q2. 目やにが黄色や緑色なのはなぜですか？

A2. 細菌やウイルスの感染を示します。抗菌薬や抗ウイルス薬の点眼薬が必要になる場合もあります。

Q3. 目やにが血が混じっているのはなぜですか？

A3. 結膜炎や角膜炎などの炎症が考えられます。すぐに眼科を受診しましょう。

Q4. 目やにを無理やり取ってもいいですか？

A4. 目やにには細菌やウイルスが含まれているため、無理やり取ると感染症のリスクが高まります。

Q5. 目やにが多いときはコンタクトレンズを着けてもいいですか？

A5. コンタクトレンズは目に負担をかけるので、目やにが多いときは外しましょう。

Q6. 花粉症で目やにが出ることはありますか？

A6. はい。花粉が結膜に炎症を起こすことで、目やにが増えます。

さいごに

朝目やにが多いのは、ある程度正常な現象ですが、量や色、質に変化があったり、他の症状を伴ったりする場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。
目やにに関する悩みがあれば、早めに眼科を受診して適切な治療を受けましょう。
また、普段から予防対策を心がけることで、目やにのトラブルを未然に防ぎましょう。